現在の科学では解明されていない三つの問題
宇宙の始まり、生命の起源、意識のメカニズムなどは未だ科学で解明されていません。
すべての大元(おおもと)が分からなければ、宇宙の始まり(物質の大元は何か?)も、生命の起源(命の大元は何か?)も、意識のメカニズム(意識の大元は何か?)もわかりません。
私が気づいたその大元のことを「天」と言うことにしました。
ここでの「天」とは、神、創造主、サムシンググレート、ワンネスなどと言われている様々な表現とほぼ同じことですが、私たち人間が認識できるものすべての大元のことを指します。
宇宙の始まりについては、インフレーション、特異点、ビックバンなどで説明されていますが、その前は未だ解明されていません。
また、物質の大元について現在の科学(量子論)では、素粒子と力と言われているようですが、その素粒子は17種類もあるとされていますし、力には重力、電磁気力、強い力、弱い力という4つの力があるとされています。
ではそれらはいったいどうやってできたのかという本当の大元は何かということは未だ解明されていません。
それを解明する最も有力な仮説とされているのが超弦(ひも)理論と言われています。
素粒子の素は「ひも」であり常に振動していて、その振動の違いが17種の素粒子として認識されているということのようです。
ではその「ひも」は何からできて、どうして振動しているのかという疑問が湧いてきます。
さらにアインシュタインの一般相対性理論と量子論では重力に関して理論が統一されていないとのことです。
一般相対性理論が有効なマクロな世界では重力が重要な役割を担っていますが、量子論の扱うミクロな世界では重力を考慮していないらいしいのです。
重力は実際にある(感じる)のだから、重力を伝える素粒子「重力子(グラビトン)」もあるはずだとされているようですが未だ見つかっていないようです。
一般相対性理論と量子論を統合させる「量子重力理論」が現在の理論物理学者たちの課題だそうで、すでに仮説もいくつかあるようです。
生命の起源について現在の科学では、約40億年前の地球に存在していた原子や分子が自然エネルギーとの反応によって生命の材料となる有機物であるアミノ酸や核酸の元を作り、最初の原始細胞を作ったという説があります。
また、パンスペルミア仮説という地球外から隕石などによって生命の種がもたらされたというものもあります。
日本の探査機「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星の欠片にも複数のアミノ酸が見つかったそうです。
しかし、地球上に存在している分子が自然エネルギーとの反応で自己複製ができる細胞が作れることは未だ解明させれいませんし、地球外から生命の種がもたらされたとしてもその生命の種は宇宙のどこでどのようにして生まれたのかもわかっていません。
そもそもダーウィンの進化論では生命の起源について語っていませんし、現在の科学者が推定する地球上に存在する生物種は微生物まで含めると1兆種くらいあるらしいのですが、一つの共通祖先(LUCA:Last Universal Common Ancestor)が変異と生存競争と自然選択(適応/淘汰)だけでなぜこんなにも分岐したのかまでは科学では正確に説明しきれないようです。
意識のメカニズムについて現在の科学では、脳科学や心理学などで未解決の問題(ハードプロブレム)と言われており未だ解明されていません。
脳の神経細胞のネットワークが電気的信号のやり取りをして情報伝達していることはわかっているのですが、その物理的な情報が各個人に固有の主観的な意識を生むのかはわかっていません。
そもそも意識とは何かについても一般的な定義がありません。
つまり私たち人間がどうしてこのように地球に存在していて、今世界はどうしてこのようになっているのかということに対する完全な答えなど無いということです。
真の真理は未だ解明されていません。
科学で解明されていないことは想像や妄想で語るしかありません。
それは形而上学的、精神世界(スピリチュアル)的となります。
古代から人間は神話を語り継ぎ、宗教や哲学でも真理を探究してきました。
この世はどうやってできたのか?、人間はどうやって生まれたのか?、人間だけがどうして言葉を使えるようになったのか?などが語られてきました。
それは「神」がすべてを創造したということが神話や宗教やスピリチュアルでの定説です。
ではその「神」とは何かが分からなければ本当の真理にはなりません。
私は人間が神とは何かを科学的に解明することはできないと思っています。
世界各地の神話や宗教などで語り継がれたものは、口伝や絵や書物や創作物としてたくさん残されてきました。
それらにはなぜか共通することも多くあります。
多くの人間が同じことを思い描いたり、信じて思い込むには何らかの理由があると思います。
私は宗教、哲学、科学などの本も多少は読みましたが、専門家ではありませんし、あくまでも私がこれまでに得た知識から自分なりに深く考えて気づいたことがあります。
私が得た知識には、親の教えや環境から得た経験と学校教育、社会での経験以外では、いわゆる自己啓発、成功哲学、スピリチュアル系などの本から得たものも含みます。
最近ではスピリチュアル系の本でも量子論を引合いに出して語るものが多くなりました。
私もそれらの本を読んで量子論に興味が湧き、一般人向けの量子論や宇宙論などの本を読むようになりました。
数年前に仏教と宇宙物理学の対話というサブタイトルの付いた「真理の探究」(佐々木閑、大栗博司著)という幻冬舎新書を読んで大いに感銘を受けましたし、多くの著書がある工学博士の田坂広志氏の「死は存在しない」など数冊を読んでなるほどなと深く感心し多大な影響を受けたことで何かに気づき始めました。
量子論では、量子の粒(素粒子=物質)と波(エネルギー)の二重性、シュレーディンガーの波動関数、ハイゼンベルクの不確定原理、量子もつれ、多世界解釈やマルチバース理論、ゼロ・ポイント・フィールド仮説、超弦理論などなどがあることを知り、それらを宗教やスピリチュアルと結びつけると、まるで科学が宗教やスピリチュアルで語られていることの証明になるのではないかと思わされてしまいます。
ある意味では科学が宗教やスピリチュアルに近づいてきたとも言えます。
科学至上主義者にさせられた現代人には左脳で理解できて受け入れやすいのだと思います。
私も量子や宇宙に関する本を読んだり、関連するユーチューブ動画などを観て知識を深めていったら、この世の始まりはきっとこうなっているのではないかという自分なりの仮説がまとまりました。

