生命の起源に「全生物最終共通祖先(LUCA)」という説があります。科学者が生命体の証拠と思われるrRNA(アミノ酸からタンパク質合成する機能を持つ)の組み合わせから計算されたもので、40億年前には地球上に存在していたことになるそうです。しかし、地球は45億年前にできたとされており、たった5億年で生命が地球に誕生するのは計算が合わないので、地球外から隕石などに乗って運ばれて来たという「パンスペルミア説」があります。ではその地球外に存在していたrRNAはどこでどのようにしてできたのでしょうか? rRNAの元の元、一番最初は何だったんでしょうか?
私は生物の「命」は天与の「天命」だと思います。天にしか創れないものです。天命には「宿命」、「運命」、「使命」、「寿命」があります。「命」の本質は「魂」であり、この世に固体として生まれた(天のエネルギーがこの世で物質化した)時に同時にその肉体に宿ります。これが「宿命」です。いつ(時間)、どこで(空間)、どの親(人なら両親=人間=じんかん)から生まれるかが宿命で決まってしまいます。私は宿命とはこの三間=さんかん(時間、空間、人間)が設定条件となり、人ならそこからこの世での人生がはじまります。天の魂の人生ゲームのスタートです。スピリチュアルでは魂が宿命を選んでいると語るものもありますが、前世がわからない私には宿命は天命で決めらていて、宿命でこの世に宿った自分の魂が決めたものではないと思います。そして生物は天命により必ず死を迎えるのが「寿命」です。これも天命なのでいつ死ぬかは自分ではわかりません。なぜだかはわかりませんが、生物には自死という選択肢も与えられています。生物が死を迎えると体は形を変えてただの物質となりますが、魂(天命)だけはその体から抜け出してあの世に霊となり戻ると思います。個々の体に宿った魂はその固体が死を迎えるまで体の中に留まります。そして、その固体での経験をアカシックに追加記録し続けます。その固体が生まれてから死ぬまでの間にこの世で経験することが「運命」であり、「使命」によってその固体は魂(命)を使うことができます。人間は肉体(物質)と精神(意識)と魂(命)の三位一体と考えます。魂は無意識下にあり、顕在意識では認識できません。魂は天命なので無意識下で天(アカシック)と繋がっています。顕在意識は魂と直接やり取りすることが普通はできません。そのため、いわゆる自分の運命はどうなるのか、自分の使命(この世での役割、命をどう使うのか)とは何か、は顕在意識ではわからないのだと思います。
ただ人間にはこれも天与の自由意志があります。自由意志とは他からの影響を受けないで自由に行動や選択を自発的に決定しうる意志のことだそうです。神学や哲学では自由意志はないとする決定論とあるとする自由意志論と両立論があるそうです。キリスト教では神と人間だけが自由意志を持っているそうです。生物学や脳科学や心理学でも様々な論があるそうです。遺伝子と環境で決まるという論や遺伝子を書き換えることができるという論もあるようです。いずれにしても、科学でも未だ解明されていないということです。私は自由意志で運命を変えることができると思います。