2.あの世とこの世

すべては一つである。それを私はといいます。宇宙も、マルチバースも、この世界も、パラレルワールドも、人間も、動植物やあらゆる生物も、そしてあらゆる物質も、森羅万象、すべては唯一無二の天の一部である。そしてすべての本質はエネルギーと呼ばれるものであり、エネルギーは波動であり、常に振動しています。

私のいう「天」とは、神話の神様たち、宗教の創造主、仏教の空、神道の神々、サムシンググレート、どんな名称だろうと同じもののことであり、この宇宙、つまり人間そのものと人間が認識できる世界を創造したもののことです。人間にはその正体はわからないものであり、科学でも解明できないものだと思います。よってスピリチュアルにならざるを得ないと思っています。私はスピリチュアル目に見えない(精神)世界のことを語ることだと考えており、神話や宗教や哲学で語られていること、思想家が自らの思考によって導き出した真実、臨死体験や超常現象などで感知されたこと、そしていわゆるチャネリングによって神やハイヤーセルフと繋がり、聴かされたたことや見せられたことを言葉やイメージにしたものなどを含めています。私の知る限りのスピリチュアルでは、根本的には同じことを語っているように理解しており、それは「すべての元は一つであり、愛であり、エネルギーであり、波動であり、自分自身を含めて人間が認識できるものすべてもそのエネルギーの一部が目に見える物質という状態になったものである」という考えです。

一方、現代の科学では、宇宙の始まりは138億年前に何もない「」(量子真空)にゆらぎが起きて、または特異点(一次元)が爆発して生まれてとされています。インフレーション宇宙論ビックバン宇宙論と言われています。しかし、今生きている私たち人間には絶対に見ることはできないことであり、計算によって導き出されたあくまでも理論上の仮説です。そして、時間と空間(四次元)ができ、その中に物質(私たちの目で見える立体的なもの、三次元)が作られ、そして宇宙は膨張し続けており、110億年前に天の川銀河ができ、46億年前に太陽と地球ができ、38億年前に最初の生命が誕生し、2億2千5百年前に哺乳類が誕生し、700万年前に人類の祖先が誕生し、20万年前に現世の人類となったとされています。

スピリチュアルですが、私はこれらすべてのことは天が創造したと考えています。本当に何もない無からエネルギーというものが生まれ、特異点ができ、爆発的に膨張して、物質ができ、星ができ、生命ができたことが、自然に起こったとは思えません。何らかの意図があったとしか思えません。天の意図により目に見える「この世」は創造されたと思います。何のためかはわかりませんが、私たち人間だけが言語(数を含む)と意識という機能を与えられこの世を認識できるようになったと思います。そして、私たちが存在しているこの世(時間と空間のある四次元時空間)を内包している目に見えない次元あの世」に天があると思います。この世は目に見えないある種の結界のようなものによってあの世と隔てられていると思います。

もしかすると宇宙の誕生から現在までの成り立ちを説明できる究極の理論、この世の真理が科学の検証によって解明される時が来るのかもしれません。しかし、いずれ必ず死を迎える今生きている私たちにとって、この世の真理が科学によって解明されるのを待つよりも、自らの探究によって自分なりの真理というものを導き出し、それを信じることによって、宗教を信じられる人のように自分の人生に活かすことができると思います。それは自分だけの宗教のようなものかもしれません。また、創造主である天の正体は決して人間にはわからないものではないかとも思います。この世はこうなっていると自分なりに理解することだけでも、迷うことなく人生を有意義に過ごすことができ、悔いなく最期を迎えることができるのではないかと思っています。それで私は真理の探究をしています。

この世には私たちの目で見えて、手で触れて認識できる物質があります。量子論によれば、物質を構成する最小なものは素粒子(量子)であり、素粒子は波(目に見えないエネルギー)と粒(目に見える物質)の状態の重ね合わせであると言われおり、人間が観測すると粒子になるとも言われています。つまり、私たち人間もあらゆる物質も素粒子の集合体であり、エネルギーの一つの形態であり、その物質が持つエネルギー(固有の波動)が人間の五感で感知され、脳内で画像や言語などに変換され、物質として認識しているということになると思います。アインシュタインがE=mc2で物質とエネルギーは相対であり変換できると語っています。Eはエネルギー、mは物質の質量、cは光速で一定です。またエネルギーは保存の法則により、他の形態に変換されることはあっても消滅することはないそうです。人間も物質も固有の波動を持つエネルギーの一つの形態ですので、エントロピー増大/減少の法則にしたがい、常に変化し続けています。諸行無常、万物流転です。生物ならば、その形態が変化し、いずれ死を迎え形態は変わってしまいますが、エネルギー的には総量は不変なはずです。

人間が既に遍く存在する天のエネルギーの一部を利用し、形態を変えたり、組み合わせを変えたりして、新しい物質を作ることは可能ですが、人間にはエネルギー自体そのもの、量子(素粒子)そのもの、生命そのものを新たに作ることはできないと思います。それらは天が創造したこの世の最も根源的な構成条件だと思います。天は人間にそれらを使ってさまざまなものを創造してもいいですよと言われているのだと思います。また、現在の科学では宇宙に存在するたった5%のものしか解明されておらず、95%はまだ未解明なもの(ダークマターとダークエネルギー)だそうです。いずれこの世のすべてが人間によって解明されるかもしれませんが、私はあの世(天)のすべてまでがわかるようになるとは思えません。自分で探求して自分なりの真理をまとめ信じるしかないと思います。また自分が信じることしか実現しないと考えています。

個々の生物には寿命という天が設定された条件があります。人間だけは言語と意識という機能を与えられているので、命があるうちはどうしても思考してしまいます。そして、天の設定なのかもしれませんが、誰もが幸せな人生を送ることを思考によって願っていると思います。私はどうして自分の人生が願った通りにならないのかとずっと思考していました。その理由を知りたいと思いました。それでこの世はどういう仕組みになっているのか、真理とは何かを探究してきました。ようやくなんとなくその仕組みがわかりかけ、自分なりにこの世の真理とはこういうことなのだろうと辿り着くことができたと思います。残された人生で検証したいと考えています。それでこの「私の真理探究(My Truth Quest)」というブログを立ち上げ、私と同じように願いがなかなか叶わないのはどうしてなのかということを考えている人と私の考えを共有して、一緒に真理の探究を続けたいと思いました。

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