真理とは自分で考えて気づくもの
「真理」とは文字通り真（まこと）の理（ことわり）であり、私は宇宙と人間が存在している原理、そしてそれによって成り立っているこの現実世界の仕組みのことだと考えています。
この世の真実と言い換えてもよいと思います。
真理は科学や哲学や宗教などで探求されていますが、宇宙の始まり、生命の起源、意識のメカニズムなどは未だ科学では解明されていませんし、哲学や宗教では様々な議論や教えがあります。
現代科学で解明されていなければ、形而上的というかスピリチュアル（精神世界的）としてしか語れませんし、それを信じるかどうかも人それぞれです。
つまり万人に共通の唯一の真の真理はまだ無いということになります。
私は真理とは各個人が探求して自分なりに気づきを得るものだと思います。
多くの人は真理についてあまり深く考えることもなく、これまでに教えられたことや実際に体験したことなどから、世間の常識みたいなものをなんとなく真理だと信じていると思います。
この世とはこういうものだという思い込みです。
それは人それぞれ生まれた環境や経験によって異なり、いつの間にか各個人の信念みたいなものとなって心の奥底に保存されています。
人はその普段意識していない各個人に固有の信念みたいなものによって、無意識のうちに物事を判断し行動しています。
その結果もし自分の人生がうまくいっていないとか、こんなものだと諦めているとしても、本当は何かで成功したいとか、もっと幸せになりたいとかといった願望があると思います。
でも願望ってなかなか実現しないと思いませんか？
私はこれまでに何度も失敗を繰り返したので、どうして願望が実現しないのだろうとずっと考えていました。
それで自己啓発や成功哲学などの本をたくさん読みました。
でもそれらの本が語ることを表面上は理解できても実際に自分の人生に活かすことはできませんでした。
心の奥底にある信念みたいたものを書き換えるまでには至らなかったのです。
自己啓発や成功哲学本が語るノウハウやテクニックみたいなものは、どうしてそうなのかという根拠や原理についてはあまり深く語られていないと感じたから腹落ちせず信じきれなかったからだと思います。
この世はこういうものだという思い込みを変えるには、その成り立ちや仕組みが本当はどうなっているのかに気づかなければならないと思いますした。
そしていわゆるスピリチュアルと言われるような本もたくさん読みました。
スピリチュアル本に共通することを一言にまとめれば、ポジティブな思考や感情がポジティブな現実を引き寄せるということです。
有名な「引き寄せの法則」などが語ることは理解できるのですが、やはりどうしてそうなのかという根拠や原理については、それは神や宇宙の法則や波動だからで済まされているという感じを受けました。
では神とは何？とか、宇宙の法則って何？、波動って何？という疑問が湧いてきました。
それで私は宗教や哲学などの本、物理学や生物学や心理学などの科学系の本なども読むようになりました。
特に仏教と宇宙物理学の対話というサブタイトルの付いた「真理の探究」（佐々木閑、大栗博司著）という幻冬舎新書と、多くの著書がある工学博士の田坂広志氏の「死は存在しない」など数冊を読んで感銘を受け、その影響からか何かに気づき始めました。
最近ではスピリチュアル系の多くの著者やユーチューバーが量子力学の仮説などを引き合いに出して科学も同じことを語っていると言い始めました。
科学至上主義の現代においては、たとえ仮説であっても本当にそうなのかもしれないなと左脳で受け入れ易いのかもしれません。
私も量子力学や宇宙に関係する本や関連するユーチューブ動画などを観て知識を深めていたら、この世の仕組みはきっとこうなっているに違いないという気づきを得て、自分なりの仮説がまとまりました。
自分なりに探求して、この世の成り立ちと仕組みが腹落ちして信じられるようになれば、これまでに他者から得て蓄積してきた思い込みを少しずつ変えていけるようになると思います。
それで自分の気づきをアウトプットして、誰か一人でも私の気づきに感化されて自分でも真理の探究をしてみようと思っていただける方がいらっしゃれば、多少なりともお役に立てるのではないかという思いからこのブログを立ち上げました。
心の奥底にある信念みたいな思い込みを書き換えるには、自分なりに腹落ちして信じられる真理を自ら探究して気づくことが最優先事項だと思います。
思い込みが変われば、無意識のうちに判断したり行動することも変わりますし、ふと気づいてその選択をし直すこともできるようになると思います。
私も真理探究を続けて新に気づいたことなどをこのブログでアウトプットしていくつもりですし、また実際にその気づきを実行して確かめてみたいとも思っています。
また、これまで読んできた自己啓発、成功哲学、スピリチュアル本の代表的なものを読み直して、それらの語ることの根拠と原理について私なりの気づきを加えることで、私と同じように腹落ちせず信じきれなかった人にちょっとしたヒントやインスピレーションを与えることができればと思います。