ゲーム チェンジ(運命を変える方法)#6

人間の宿命と運命(人生とは)

人間が認識できる現実は個人個人一人ずつすべて異なります。

同じ出来事でも人によって見え方、受け止め方、認識の仕方が異なります。

一人一宇宙とも言われます。

そしてこの世には全く同じ生命体(個体)はありません。

同種のものはありますが、まったく同じ個体はありません。

一つの生命体はすべて唯一無二です。

生命は宇宙の法則でDNAという物理的な設計図を受け継いで同種のものとして繁殖を繰り返します。

しかしそのそれぞれの個体(体)には天の特別なエネルギーである命の素()がその都度注入され固有のとなります。

愛とは天のエネルギーの中でも特別なものであり、天の最初の意図が含まれているものだと思います。

愛という特別なエネルギーによって、普通のエネルギーの塊である物質に命が与えられ生命となるのだと思います。

愛というエネルギーは命の素だと思います。

そして物質が生命を得て唯一無二の生物となり活動します。

しかし、この世で生物は必ずという現象を迎えます。

生物の死も宇宙の法則です。

人間はみな死を恐れます。

体から愛が抜けるからです。

この世では(始まり)と恐怖(終わり)が相対です。

死を迎えた生物の体からは魂が抜けてとなりこの世から天へ戻ります。

そして魂の抜けた体は宇宙の法則に従って変化します。

形態が変わって他のただの物質になります。

私たちの命の素である愛は天に戻りまた天の特別なエネルギーの一部となります。

そしてその一部は新しい愛としてこの世に舞い戻り、ただの物質になったもののいずれかに再度注入され魂となり新しい生命となることを輪廻転生というのではないかと思います。

愛が天とこの世で循環しています。

この世の物質も形態を変えて循環しています。

すべてはたった一つの天のエネルギーの一部です。

人間もこの宇宙の法則に従います。

人間は母親の卵子が父親の精子を受精したときに、母でも父のものでもない新しい愛のエネルギーが注入されて新しい唯一無二の個体として成長し始めます。

母と父のDNAも受け継ぎますので似たような人間になります。

その時点で人間には宿命と運命という人生が定められます。

いつ、どこで、どの両親の元に生まれるかが、宿命(設定条件)となり、その後の人生の運命もほとんど決まってしまいます。

私はこの宿命のことを、いつ(時間)、どこで(空間)、どの両親(人間=じんかん)の三間(さんかん)と言います。

宿命で設定された条件によりすべての人間が異なる環境において異なる出来事を経験して、その情報が情報場の個人のフォルダーに記録されていわゆる潜在意識となり、それが運命にとって最も大きな影響を与えます。

意識には今この瞬間の思考と感情を自覚できる顕在意識と、過去の思考と感情が蓄積された潜在意識があります。

顕在意識で思い出すことができる潜在意識はわずかであり、ほとんどは思い出すことができないまま天の情報場にすべて記録されています。

脳科学で記憶は脳の神経配線の強度として刻まれているて、それは海馬から大脳皮質の側頭葉へ移り保存されるそうです。

人間の意識は95%が潜在意識と言われています。

その潜在意識がゲームのプログラムなのです。

生まれた瞬間に決まった宿命とその後の運命によって増え続けた各個人に固有の情報を元に作られたプログラムです。

人間一人一人は唯一無二であり、人生(宿命、運命、寿命)もそのプログラムも唯一無二です。

一人一宇宙です。

顕在意識はわずか5%と言われています。

その顕在意識もほとんどは無意識のうちに環境を認識した(五感で感知した)潜在意識のプログラムが自動的に反応したものになっていて、本来の自分の意志を反映したものはほんの僅かでしかありません。

これは生理学者で有名なリベットが行った実験などで検証されていますし、心理学の決定論や受動意識仮説などでも論じらえています。

95%の潜在意識の中には常に環境(外界)と本能で反応しているものもありますので、顕在意識(本来の自己意識)が生じる前にその反応で行動してしまい(自動操縦=オートパイロット)、顕在意識は後からその行動は自分の意志だったと勘違いしてしまうことの方が圧倒的に多くなります。

そしてその経験がまたプログラムを強化し、次から次へと無意識のうちにプログラム通りの反応をして行動を繰り返してしまうので、これまでと似たような結果(現実)招いてしまいます。

顕在意識では確かに自分の意志で行動したように感じられるのですが、それは他者から得た情報で作られたプログラムの反応結果であり、本来の自己意志の結果ではありません。

たとえ僅かな本来の自己意志(顕在意識)で違う行動を取ろうと思っても、圧倒的多数を占める潜在意識にはなかなか勝てません。

これが宿命で定められた運命となるのです。

これまでと変わらない人生を送ることになってしまいます。

宇宙の法則で宿命を変えることはできません。

ただ天はもっと楽しむために人間に自由意志というものも授けました。

自由意志とは環境や他者の影響を受けない、自己の意志で選択し行動することです。

人間はその自由意志によってのみ宿命で定められた運命を変えることができます。

自由意志はなく運命も宿命で決められた通りになるというのがいわゆる決定論です。

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